栄養・代謝に関する臨床研究
糖尿病の薬剤の開発が進み、多くの薬剤選択肢が得られるようになりました。
しかし、過不足ない栄養を摂取し、体重や代謝状態を適正化するために欠かせない「食事療法」については、まだまだエビデンスが不足しており、患者側にも医療者側にもアンメットニーズが残されています。
当科では、臨床内科学講座として国内唯一の栄養学教室であることを活かし、
外来・病棟の医師と管理栄養士による診療データを活用した研究
薬剤介入・栄養介入による生体の反応を探索・検証する研究
(例えば、SGLT2阻害薬や低炭水化物食による介入によって、肝臓のATP量がどのように変化するかを人で非侵襲的に測定したり、栄養補助食品を咀嚼して摂取する場合と咀嚼しない場合とを比較し、効果の違いを検証するなどしています)代謝の季節差や個人内での日々の変動、遺伝的背景も含めた個人間の違いを同定する研究
(モバイル測定機器で日常生活下の睡眠脳波・食事・心拍変動・深部体温などを測定)心理社会的側面についての研究
プログラム医療機器を用いた新たな治療の開発
などを行っています。