2型糖尿病における内因性インスリン分泌能の主要な規定因子は診断年数とBMIであることを明らかにしました。 2型糖尿病患者における治療選択と内因性インスリン分泌能の関係、グルカゴン負荷試験・食事負荷試験の臨床的特徴についても解析しています。
インクレチン分泌およびインクレチン作用と耐糖能との関係、 インクレチン分泌やインクレチン作用を規定している因子の解析し、インクレチンの様々な作用を視野に入れた検討を行っています。
2型糖尿病患者における基礎代謝を簡便に予測できるように、体組成、その他の臨床的指標との関連を解析し、 科学的根拠に基づいた2型糖尿病患者における適正な食事療法の設定をめざししています。
2型糖尿病患者における骨減少症の機序の解析を栄養学的見地からアプローチしています。
経口糖尿病治療薬患者における自己血糖測定の意義、自己血糖測定における穿刺法のQOLに対する影響、カンバセーションマップを用いた教育法に関して研究しています。
患者個別性に対応した栄養指導の標準化をめざすため、行動変容の各段階に応じたオリジナルの「栄養指導ガイド(京大モデル)」を医師・管理栄養士が協同して作製し、 臨床的意義を検討しています。将来的には多施設による検証・フィードバックによる改良をシステムとして構築する予定です。 また栄養指導における社会心理学的側面に関しても共同研究を行なっています。